file15 高橋要一氏(凪スピードプロジェクト チーフ・プロデューサー)

尾道市出身。塗装設備などの専門メーカーであるアンデックス株式会社に入社後、広報としてカタログのデザインなどを担当。新規プロジェクトである凪スピードプロジェクトを立ち上げた。現在では広島県内にとどまらず全国に販路を拡大している。しまなみ海道でのレンタルサイクルも好調で全国の自転車ファン大注目である。

アンデックス スポーツサイクル『凪スピード・プロジェクト』WEBサイト
http://www.andex.co.jp/nagi/

凪スピードプロジェクト誕生秘話

社員T

まずは凪スピードプロジェクトについておしえてください。

高橋

尾道らしさを前面に押し出したスポーツサイクルプロジェクトです。しまなみ海峡の根っこに私たちの会社があるのでしまなみ海道全長72kmを走るにはどんなスペックが必要かを求めました。しかしそれだけではなく尾道の街を走ることも想定し、走行性と利便性を兼ね備えた自転車作りをしています。

社員T

プロジェクトが立ち上がるまではどういった仕事をしていたのですか?

高橋

アンデックスという会社はもともと塗装設備などの専門メーカーです。そこでカタログをデザインするなど広報担当をしていました。凪プロジェクトのカタログやデザインも自分自身でしているので、そういう意味では繋がっていますね。

社員T

凪スピードプロジェクトを始めたきっかけを教えてください。

高橋

創立40周年にあたって社内ベンチャーを募った時になかなか社員内で意見が出てこなくて。そこで自分の趣味である、自転車を作らせてくれるならやりたいと社長に言ったらそれが通って(笑)。通ったのはいいですがそこからが大変でしたね。(笑)。

社員T

凪スピードというプロジェクト名の由来についてお聞きしたいのですが?

高橋

瀬戸内海独特じゃないですか、夏の夜に風が止まる夕凪って。その時の水面ってすごく穏やかなんですよ。その穏やかな水面のようにスムーズに走るイメージですかね。その思いをプロジェクト名に込めました。

Hint! file15 高橋要一氏

尾道MADE…

社員T

ひしひしと地元愛が伝わってきますね

高橋

地域を感じさせる自転車は他にはないと思います(笑)。タイヤを小さくして尾道の細い路地などを走る走行性やしまなみ海峡を走行できるスペック。尾道に生まれ育ったからこそできた商品ですね。その他に付属品にも「尾道らしさ」を取り入れています。工房尾道帆布をはじめとし、地元の産業とコラボレーションすることによって人と人とのコミュニケーションツールとして役立てたいと考えています。

社員T

カラーの名前も特徴的ですが。

高橋

しまなみブールとはっさくイエロー2色があります。しまなみブルーはしまなみ海道の海そしてはっさくイエローは特産である、はっさくをイメージしています。名前ひとつとっても尾道らしさを出しました。

社員T

女性専用の商品もあると伺っております。

高橋

ミケ凪は女性用というスペックを兼ね備えています。三毛猫をイメージさせるデザイン面だけではなくハンドル幅が小さいとか女性の肩幅に全部合すなど女性が乗りやすい設計になっています。デザインでは女性用はたくさんあるけど、設計からパーツまで女性用のミニベロはおそらく世界初です。

社員T

スポーツサイクルとの出会いはどのようなものでしたか。

高橋

中学1年生の春に当時高価だったスポーツサイクルを購入してもらったことが最初のきっかけです。それからというもの、自転車の世界に没頭してきましたね。部品を組み立てるのは自分の自転車でしていましたけど、部品を一から商品として作ることになって、どうしていいか困りましたね。いままでの自転車仲間にかたっぱしから連絡しました(笑)色々なアイデアをもらい商品開発に活かしています。

Hint! file15 高橋要一氏

信頼される商品を

社員T

ここまでたどりつくまでにどのような困難がありましたか?

高橋

やはり塗装設備などの専門メーカーが自転車事業を始めるには全くもって一からでした。。進化するためには新しいものを取り入れなくてはいけなくて、今あるものをどうやって否定するかから始まりますよね。それって非常に難しいことで、否定したことに必ず答えを見つけないといけないプレッシャーもありました。

社員T

第一号が出来上がった時はいかがでしたか。

高橋

そうですね。自分の意見やアイデアが商品となって形に現れることはやはり感慨深いものがありましたね。試乗会では50人近くの自転車乗りが集まってくれて、しまなみ海道をわたりました。

社員T

自転車作りの上で大切にしていることは何ですか?

高橋

試作が出来上がったらしまなみ海道を走るようにしています。自転車を作るときに計測器具でいろいろなデータを取るのですが、数字ではフィーリングは出てきません。こればかりはいくら計測しても無理だと思います。やはり実際に乗って確かめることが重要です。

社員T

最後には感覚がものをいうということですね。他にこだわっていることはありますか?

高橋

商品をたくさん作るというのではなくてどこまでユーザーフレンドリーであり続けるかを考えています。とにかく信頼されて「ここのものを乗っていたら大丈夫」と多くのお客様に言ってもらえる商品を生み出したいですね。

社員T

自転車にとって安心面は重要ですよね。

高橋

そうですね。そのためには作り手として必死になって作らないといけないし、いずれは世界の舞台で戦える自転車を作りたいです。ツールドフランスで行われるような競技用の自転車なんかいいですね。

Hint! file15 高橋要一氏

ツールド瀬戸内構想

社員T

しまなみ海道でレンタルサイクルをやられていますよね、いつごろから始めたのですか?

高橋

今年の4月から運用が開始しました。しまなみ海道は開通以来、サイクリングコースとして人気を大変集めているので、いい宣伝になっていますよ。ぜひ実際に凪スピードでしまなみ海道を走ってみてください。

社員T

これから挑戦したいことはありますか?

高橋

クリテリウムを尾道駅前の街中で開催したいですね。だれでも通りがかりで、見ることが出来る状態で尾道の海岸通りと商店街の中を自転車走行させるんです。そうすることによって子供たちが見る機会が増え、時速60kmで駆け抜けていく自転車を見て感じて、かっこいいと憧れて自転車を乗る子供たちが増えてくれればいいですよね。

社員T

話を伺っているだけでもわくわくしますね。

高橋

そうですね!ツールド瀬戸内したいですね。自転車で広島を活性化出来たら幸せです。そのときは凪スピードが全面的にバックアップしますよ。

Hint! file15 高橋要一氏

2014.4 掲載

えんぎもん engimon15 なっとう味のうまい棒

「すこしでもアスリートでありたいがためのなっとう味なんですよ(笑)」と笑顔で語っていただいた事務所の一角に置いてあったなっとう味のうまい棒。「トレーニングと食事って切ってもきれないものじゃないですか。朝昼は炭水化物をとっても大丈夫なのですが、夜トレーニングをした後は筋肉組織が崩れるのでたんぱく質が必要になってくるんですよ。そこでこのうまい棒は夜のお酒のお供にぴったりです(笑)」。スポーツした後のビールは最高という人も多いのではないでしょうか。しかしビールを飲んでいる罪悪感を感じているアスリートもいると思います。そこですこしでもアスリートでありたい人にはおススメです。ぜひ挑戦してみてください!!

HiNT! トップページへ戻る みづま工房トップページへ戻る